脳卒中の症状と治療について
脳卒中とは、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの病気の総称です。 脳の中で出血してしまうために通常の出血とは異なり、血が溜まって脳細胞がダメージを受けてしまいやすいという特徴があります。 脳梗塞などは治療が遅れると半身不随になるため重大な後遺症が発生してしまい、死亡率も高いです。
神経細胞は心臓の脈動や体全体の維持機構を司る重要な役割があるため、呼吸障害などの後遺症が起こりやすいのです。 脳は部位によって自覚症状が異なるため、前兆を診断することで治療に役立てることができます。
体の片側が麻痺するようなら被核出血、全体的に体を動かしづらくなったら視床出血、意識がもうろうとしたり呼吸がうまくできなくなったら橋出血の可能性が高いです。
脳卒中の症状は、意識がもうろうとしたり、手足が動かせなくなったりすることが挙げられます。 また、物を掴んだときの感覚がほとんど無くなるケースも多いです。
脳浮腫が発生して頭蓋内圧が上昇すると、脳幹が圧迫されて心臓が停止し、死亡してしまうことがあります。 原因としては高血圧による動脈硬化が進み、細かい動脈が血管壊死してしまい、この部分が破裂してしまうケースが全体の70%以上となっています。
くも膜下出血を含め脳血管疾患は日本人の死亡原因の上位3位以内に入るとても重大な疾患です。 くも膜下出血になってしまった人の4割は病院に搬送された時点で既に死亡しているか、状態が悪すぎて手術や治療ができない状態です。 特に、脳の中央部に向かう血管である穿通枝動脈という箇所で高血圧の影響を受けて脳出血が起こりやすいです。
動脈瘤の破裂を治療した場合は、生存率が低く10%が死亡していて、残り30%が重大な後遺症を発症していて予後不良となってしまいます。
治療した後に死亡してしまう原因は、33%が脳血管攣縮、17%が再出血、25%が出血による脳へのダメージという割合になっています。 倒れてすぐに病院で治療を受けられれば、全体の60%程度は無事に退院できます。
脳卒中の治療に用いる薬は、頭蓋内圧亢進を抑えたり、脳浮腫の解消を目的とするグリセロールやアンジオテンシン変換酵素阻害薬などです。
高血圧の状態を解消するためには、ベータ遮断薬やカルシウム拮抗薬という降圧剤を使います。
脳卒中という病気は年齢とも大きく関係しています。 高齢になるとアミロイドというタンパク質が脳の血管に付着して、脳アミロイド血管障害になりやすい傾向があります。
60歳で33%、70歳で53%、90歳で74%の人がこの症状にかかっていて、頭蓋骨に近い部分である皮質下で出血しやすいです。
認知症は加齢による脳の萎縮が大きな原因ですが、実は自覚症状のほどんどない細かい頭蓋内出血というのは頻繁に発生しています。
アミロイドの付着を予防するための薬や治療方法はありませんので、健康的なバランスの良い食事をとることが大切です。
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